吉原 友樹

以前はホテルで働いていましたが、日曜大工が好きで、休日には自分で家具を作ったりしていました。自分の家を建てる際に大工さんの作業を見て、その楽しさに引かれました。大工になるにはどうすればいいのかも分からなかったのですが、ハローワークの求人でこの会社を知り、弟子としての修行を経て一人前になれると知って、ここしかないと思いました。また、初期費用が大きい道具の支給も魅力的でした。

朝8時に現場に到着し、10時まで作業を行います。その後30分の休憩を取り、12時まで再び作業。昼食を挟んで午後も同様に作業を続けます。15時半から18時までの作業を終えた後は掃除や端材の整理を行います。主な作業内容は、基礎ができた後の土台敷きや骨組みの建て方から始まり、内装の断熱材入れや床張り、壁の起こしまでが含まれます。お客様に喜ばれる瞬間や「すごい」という言葉を頂くと、本当にやりがいを感じます。

そうですね、「芯から芯をしっかり測る」基本の徹底を教わったことが印象に残っています。材料が同じ寸法なので、この考え方がとても大事なんです。最初は失敗も多く、化粧板の材料を切り間違えたこともありましたが、上司のアドバイスでその後は確認を怠らないようになりました。一度の失敗で学び、次に活かすことができる環境です。

休日も日曜大工をして過ごすことが多いです。無心になって作業に集中することが好きで、最近は息子のために絵本棚や勉強机を作っています。ホームセンターで材料を仕入れて、家族の要望に応える形で作品を作り上げることが楽しみです。父親が工具を持っていた影響もあり、自分も自然と大工仕事に興味を持つようになりました。今では三人の息子のうち、長男が大工になろうかなと言ってくれているのが本当に嬉しいです。

今後は年間棟数を決め、それに向けて努力していきたいと考えています。現場ごとに作業効率を意識しながら、スキルを磨いていきたいです。常に仕事の質を向上させるためのアクションを続け、自分の働き方を見直しながら成長していきたいです。